DVDという規格
【動画制作オプトインクがお伝えするお役立ち動画コラム】
発売されてから30年弱経つが未だに使用され、記録映像やデータの納品時にも使われている規格です。
今回DVDとは何か、そして、依頼時・受託時に気をつけないといけないことは何なのかを記載していきたいと思います。
①DVDと一口に言ってもまず聞かないといけないことがある
それは、データディスクとして使用するのか、それともDVDビデオとして使用するかです。
データディスクはUSBメモリなどと同じようにデータを格納できる媒体です。
対して、DVDビデオはいわゆるレンタルビデオ店などにおいてあるDVDプレイヤーで見るように作成されたものです。
データディスクはDVDプレイヤーでは使用することはできず、作成の過程も異なるのです。
②DVDの縦横のサイズ
フルHD対応、4K対応など聞いたことがあるという方は多と思います。
フルHD:1920×1080ピクセル
これは簡単に言うと縦1080個、横1920個、計2,073,600個の集合体ということです。
対して4Kは3840×2160ピクセルであり
縦2160個、横3840個、計8,294,400個の集合体でありフルHD4つ分です。。
それだけ解像度が高いのです。
さて、DVDのピクセル数はいくつになるのでしょうか。
それは720×480ピクセルです(ただ、再生時に収録されたアスペクト比に引き延ばすor圧縮するため再生すると854×480 or640×480相当になる)。大体このサイズ4枚分でフルHDのサイズになるのです。
なぜ、DVDはこんなにも小さいのでしょうか。
それは、DVDはブラウン管時代の規格だからです。そもそもブラウン管テレビの表示サイズは640×480(SDサイズ)と呼ばれるものであり、上記に記載したDVDを圧縮再生(4:3での再生)をしたときと同じサイズだからです。
そんな小さいものを大きい表示サイズのテレビなどで見れば、映像を全画面に引きのばすことになるので
画質が悪く見えるのは、当然ではないでしょうか。
③DVDのメリット
古い規格で画質も悪く、全く違う使用用途なのに、同じ名称でよばれ、ややこしい存在のDVDですが実はメリットもあります。
それは、互換性の高さです。
商業用に販売されているBDでも家庭用プレイヤーで再生しようとすると再生できないことがあります。
それは初期不良などではなく、制作過程と再生環境の相性があるからです。
ようするに再生できるプレイヤーとできないプレイヤーがあるのです。
対して、DVDはそういったことがほぼありません(絶対ではない)
1台のDVDプレイヤーで再生できれば、基本的には他のメーカーのものでも問題なく再生できるのです。
④まとめ
DVDはできてから30年程度経つ古くからあるメディアのため
一般にも認知・普及がされている。
ただ、格納サイズやピクセルサイズの小ささから画質は低いが再生互換率が強いというメディアである。
いずれなくなる可能性が高いと思うが、そのいずれはまだもう少し先なのではないだろうか。
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オプトインク 森田眞弘2011年から映像制作・技術会社にて企業映像や記録・配信映像にて |