舞台・発表会・コンクール・ホールでの撮影に関して①
【動画制作オプトインクがお伝えするお役立ち動画コラム】
コロナ過にて一時件数としては減りましたが、
現状コロナ前に戻り、それまでなかった配信などもセットになることもあり需要としては未だに健在です。
舞台・ホール撮影など言われることもありますが、その実ジャンルは様々です。
大きく区分けすると
ダンス
演劇
音楽
学校関係
企業イベント
などがあります。
ただ、一口に「ダンス」と言っても
HIPHOP、社交ダンス、バレエ、フラダンス、日本舞踊、ジャズダンス、モダンダンス
タップダンス、チアダンスなど様々です。
撮影の方法や必要な機材も若干異なり、それぞれのダンスに対する理解が必要だったりします。
演劇に関しても
ミュージカル、オペレッタ(ダンス主体団体や幼稚園で良く行われる)、
音楽モノであっても
吹奏楽、バンド、合唱、ライブ
学校・幼稚園関係でも
文化祭、卒業式、お遊戯会
企業ものでも
アワード、セミナー、ディスカッション
など舞台・ホール撮影といってもとにかく種別が多いのです。
ただ、どのジャンルの撮影をするのにも一つ大前提としてクライアントと握らないといけないことがあります。それはアウトプットのイメージ・落としどころです。
別日のコラムでもよく書いていますが、生ものを切り取る撮影では取返しがきかないため確実に必要になってきます。
※予算と工数によっては行わないこともあります。
それは、記録撮影(発表会)と仮称:作品撮りです。
※作品撮り:ここではわかりやすいよう呼称していますがアーティストのライブ映像などを思い浮かべて下さい。
ここには、大きな隔たりがあります。
一つは購入者の違いです。
記録映像・発表会は、主に本人・親族が購入しますが、作品撮りはファンが買います。
そのため、記録映像はある程度の映り方の公平性が必要になるのです。
さらに、発注者にも隔たりがあります。
記録映像では団体の先生が発注し、作品撮りは事務所などがかかわりを持ちます。
団体の先生の場合、多くは先生が振付をし演出を行い、先生がやりたいことを行っているのです。
そのため、グループダンスでは特定の個人ではなく、そのグループの揃った動きを
バレエでは、先生が描いた世界観を切り取ります。
その瞬間毎に先生が見せたい部分を撮影しつつ公平性を保つ必要性があるのです。
かえって、作品撮りもフォーメーションや世界観も移すことは大切ですが
人気に左右され、特定の個人(主人公)が存在します。
※アイドルでいうとセンターの人
さらに、カメラワークなどを駆使し、ポイントをより強調したり、
現地での目視では切り取れない画で繋いでいきます。
この時点で撮影において念頭におく部分が違うことが分かるかと思います。
ただ最近はジャンルによっては、発表会であっても作品性(カメラでの演出)などを求められることもあり
「かっこよければ良い」というクライアントもいます。
そのため、アウトプットのハードル・事前確認事項の量が10年位まえより確実に上がっているのです。
今回は、大きな2要素に関して簡単に記載いたしました。
次回以降から舞台・ホール撮影での話しを細々記載していきます。
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この記事を書いた人
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オプトインク 森田眞弘2011年から映像制作・技術会社にて企業映像や記録・配信映像にて |